活動 2015.8.1
シマフクロウが繁殖するためには、どのくらいの密度で魚がいる川が必要? シマフクロウの研究者のお話だと、最低でも100㎡に20尾といった高密度で魚が必要なんだって。それも、小魚ではなく、ヤマメとか、オショロコマとか、僕らが一口で食べられる大きさ以上の魚でだよ。 北海道でも、知床の世界自然遺産の中の川には、そういうところが残っているけど、他の地域では、そんなにたくさんの魚がいる川は、ほとんど残されていないんだ。 今、僕(シマフクロウ)らは、巣立ち後のヒナを連れて、森の中で子育て中。まだまだ魚が必要だから、不足分を補うために給餌場で魚を貰っている仲間もいるよ。 魚、いないかな・・・ヤマメ発見!
【この記事に関する補足】 日本野鳥の会では、絶滅危惧種シマフクロウの保護活動に力を入れています。活動の詳細は、こちら http://www.wbsj.org/nature/kisyou/kb/index.html をご覧ください。