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「迷子の犬を家に帰そう」プロジェクト ~「継続」から生まれる「連鎖」~

活動 2016.6.19

2009年9月に「動物愛護週間キャンペーン2009 ― 安心だワン!ホルダーセット無料配布キャンペーン(実施:ALIVE)」として出発した「迷子の犬を家に帰そうプロジェクト」(以下、プロジェクト)は、本プロジェクトにご賛同くださる行政・動物愛護団体・個人ボランティアの方々のご理解・ご協力のもと、今年7年目を迎えました(2016年現在)。行政機関以外の動物愛護団体や個人ボランティアからのお問合せも着実に増えてきています。 本プロジェクトでは、犬の首輪に迷子札と狂犬病予防注射済票を手軽に装着できることを目的として、迷子札と注射済票の表示を兼用し、かつ簡便に首輪に装着できるホルダーを考案いたしました(登録実用新案第3153980号)。そして、このALIVE特製「迷子札&注射済票」ホルダー(愛称:安心だワン!ホルダー)と、迷子札、啓発リーフレット(兼ホルダー使用説明書)、これら3点を1セットにして配布を行っています。 20160619_3_img_01 啓発リーフレットには、「飼い犬に対する所有者明示の必要性」を訴えるとともに、「行政に収容された犬が所有者に返還された割合(ALIVE調査)」として、犬の返還率の全国平均を掲載しています。 本プロジェクト発足当時と比べると、返還率は向上していますが、今なお毎年多くの所有者不明の犬が収容されており、飼い主に迎えにきてもらえなかった犬は悲しい運命を辿ることもあるのが現状です。プロジェクトの取り組みを通して強く感じているのは、こうした現状を改善するためには、行政職員とボランティアの方との協力、信頼関係の構築が必須であり、その上では「対話」が欠かせない、ということです。時間もかかることで、時には対立したり、様々な苦労や壁が立ちはだかることは免れないかもしれません。しかし、そうした継続した対話の積み重ねが、いつか、どこかで実を結ぶかもしれません。実際に、うれしい「連鎖」も派性しており、継続することの大切さを実感しています。プロジェクトとして、より一層の取り組みの必要性を感じています。

「迷子の犬を家に帰そう」プロジェクト http://kaesou-pj.net/index.html 20160619_3_img_02

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